季節問わず着やすい!ディアスキン製レザージャケットのススメ

洋服

革のカシミヤ!ディアスキンの特徴

カーフスキンと並ぶジャケット用の高級レザーで、レザーのカシミヤと言われる「ディアスキン」。銀面が平坦で美しいカーフスキンに対して、シボと極上のフワッとした柔らかさが特徴の「ディアスキン」って所でしょうか。
レザーのカシミヤだから暖かいという訳じゃないけど、関東在住の自分は、冬でもずっと着てます。

季節を問わず着れちゃう!実は高コスパなディアスキン製のジャケット

ディアスキンのジャケットって、正直値段は高い。
でも長いシーズン着れるとなれば、お財布の紐も緩むというもの。ホースレザーのジャケットは、見た目やエイジングした姿がとてもカッコイイと思いますが、真冬だと寒いし、触ると冷たくて、着るにはちょっと勇気が要ります。(個人的感想です。)また、ムートンやボア、キルティングなどは暖かいですが、そうすると春秋と冬で着るレザーが変わって着倒せないと言う課題もあります。
では、なぜディアスキンは冬でも着やすいのか?について、少し調べたので書いてみます。

超極細繊維からくる”柔らかさ”

革のカシミヤと呼ばれるディアスキン。レザーのカシミヤという異名は暖かいという意味じゃなく、その柔らかさ。(知ってます。)
そしてその素材的な特徴は何と言っても「繊維が非常に細い」点。
ディアスキンの繊維の太さは、1千万分の15mmつまり1.5nm(ナノメートル)という超極細構造。(画像はネットから)

工業製品でも太さが8-9nm以下を超極細と言う事からも、その細さが分かります。この細さが非常に柔らかく肌触りの良さという特徴に繋がっています。
ちなみに前出のカシミヤの繊維の太さは、15ミクロン前後。ディアスキンは、それの1万分の1の太さという事になります。(自然に由来した構造なので単純比較は出来ないとは思いますが。)

極細繊維にコラーゲンが絡まる特殊構造による”保温力”

ディアスキンは極細の繊維に加え、COWレザー等に比べて密度が低い代わりに、繊維にコラーゲンが複雑に絡み合い適度な隙間がある構造となっているため、通気性がよく、空気を含みやすいのもポイント。細かい隙間に空気を含んでいるため、着る際に「ヒヤっ」とし難いのが、冬向きなポイント。

”ピット槽なめし”のディアスキン

これまではディアスキンの”皮”としての特徴を書きましたが、それを活かすための重要な工程「鞣し」により”革”になります。自分の持っているディアスキン版アランジャケットで使われている鹿革は、ベジタブルタンニンを使ったピット槽なめしの革。
そもそも鞣しの方法というのは、「ドラム鞣し」と「ピット槽鞣し」があるみたいで、「ドラム鞣し」は、デカイ洗濯機みたいな機械で攪拌しながらタンニンを浸透させるのに対し、「ピット槽鞣し」は、デカい桶にじっくり時間をかけて漬けるて、タンニンをゆっくり浸透させる。ピット槽なめしは、ドラム式に比べて加工に数か月と非常に時間がかかるものの、革にストレスがかからないため、風合いや繊維はそのままに、固さやハリがしっかり残せるのがポイントらしい。
(写真は日本に3社しかないピット槽をもつタンナーの一つ「山陽」さんの画像)

この様な拘りの製法で作られる事によって、ディアスキンならではの「極細繊維構造」を維持したまま、モチッとした厚みのある「革」が出来上がる様です。

独特の銀面/手触りと復元性

これらの素材+工程を経て完成した「ディアスキン」の手触りは、ホースハイドやカウハイドの様な”カチっ”とした硬質感はなく、肉厚のムートンに近い様な”フワっモチっ”とした手触り。ムートンと違うのは、独特のシボ感。

エイジングし難いと言われるディアスキン。それは前出のコラーゲンにより、ストレッチ性が高くて、生地の復元力があるから。いい歳のおじさんはエイジングした服着てても微妙なんで、いつまでも綺麗なのはありがたい。中身エイジング済みだからね。
腕の部分、一見シワっぽく見えても

こんな感じで元通り。

季節を問わず着れるディアスキン。特徴と課題

っという事で、ベジタブルタンニンを使った厚みのあるディアスキンの優れた特徴は、
・工業製品でも成しえない超極細繊維が複雑な層となり、空気を保持してくれるため、冷たくない。(暖かい訳じゃない)
シボの美しさとモチッとした柔らかさ/肌触りの良さと復元性の高さ
一方、課題は
・基本的に元々小さい+野生鹿を狩猟で確保するため、傷のない”綺麗な一枚革”を探すのがとても難しい一方、ある程度厚みがある革でないと、上記の特徴を十分に発揮できない
・つまり貴重性から価格が高くなってしまう。
・カーフの様な平坦な銀面でないため、好みが分かれる。
という点です。
幸いにも良質なディアスキンを購入できた筆者。ここからは、冬でも着てるって書いて、冬でも革ジャンなんてマジかよ。って思う方もいると思うので、関東在住の筆者が実際に着ているインナーのご紹介。

冬でも快適なインナー紹介

icebreaker(アイスブレーカー)

1枚目はicebreaker(アイスブレーカー)の「リアルフリース ロングスリーブ クルー IA52272」です。見た目と薄さは、ほぼロンTですが、メリノウールを使って、裏が少し起毛になっているので、見た目をはるかに超えて暖かいです。10℃前後位ならコレ+ディアスキンのジャケットで十分暖かい。

Mountain Reserchのパイルジャケット

同じ関東でも北関東だと10℃という訳には行きません。これは今年の正月に0度近い草津に行った時に着た「Mountain Reserchのパイルジャケット」。

コットン50%、ウール43%、カシミヤ7%のオリジナルのパイル素材のジャケットで、AUGGIEというショップの別注品。表面が起毛しているので、中間着として着るとすごく暖かいです。僅かにオフセンターのジップがこのジャケットに合うんじゃないかと、勝手に自己満足してます。

これに適当なマフラーをセットすれば、0度付近で雪がチラついても余裕。

(おまけ)ワークマンのメリノウール ロンT

大事なことを忘れていました。上の2つ裸で着てる訳じゃなく、ワークマンの「メリノウール」で温かさの下駄を履いています。つまりウールの重ね着。そりゃ暖かいよね。

そう言えば、よくある薄手ダウンは登場しないのか?っと思う人も居るかもしれませんが、たまに着ますし、正直暖かいんですけど、見た目が好きじゃないので載せてません。

まとめ

って事で、冬にもレザージャケットが着れますよ。ディアスキンは意外と冬でも着やすいですよ。っていう話でした。
整理すると
・ディアスキンジャケットは、空気を保持する構造から、関東圏+インナーを工夫すれば冬でもヒヤッとせずに快適に着る事が出来る。
・ただし、厚みがあり銀面の綺麗なディアスキンは、高価
となります。
ちなみにお前暑がりなんじゃないの?って思う人も居ると思いますが、高価なデサントのダウンジャケットを寒すぎるという理由でソッコーで手放した位には寒がりです。
そんな自分がまさか冬までレザーを楽しめるとは思わなかったけど、意外と冬でも工夫すれば、全然我慢せずに着れちゃいます。
課題はディアスキンジャケットが活躍すればするほど、ダウンやコートがお蔵入りしちゃう事。。悩ましい問題です。

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