革のカシミヤ!ディアスキンの特徴
カーフスキンと並ぶジャケット用の高級レザーである「ディアスキン」。銀面が平坦で美しいカーフスキンに対して、シボと極上の柔らかさが特徴の「ディアスキン」って所でしょうか。カシミヤっていう位だから、やっぱり暖かいの?
季節を問わず着れちゃう!実は高コスパなディアスキンジャケット
ディアスキンのジャケットって、正直値段は高い。でも長いシーズン着れるとなれば、お財布の紐も緩むというもの。自分はディアスキンのライダースジャケットである「ディアスキン版アランジャケット」を真冬でも愛用していて、そろそろ5年に突入してます。
超極細の繊維を持つディアスキン
革のカシミヤと呼ばれるディアスキン。カシミヤという異名は暖かいという意味じゃなく、その柔らかさ。(知ってます。)そしてその素材的な特徴は何と言っても「繊維が非常に細い事」
ディアスキンの繊維の太さは、1千万分の15mmつまり1.5nm(ナノメートル)という超極細。工業製品でも太さが8-9nm以下を超極細と言う事からも、その細さが分かるというもの。この細さが非常に柔らかく肌触りの良さという特徴に繋がっています。
ちなみに前出のカシミヤの繊維の太さは、15ミクロン前後。ディアスキンは、それの1万分の1の太さという事になります。(単純比較は出来ないとは思いますが。)
極細繊維にコラーゲンが絡まる特殊構造
ディアスキンは極細の繊維に加え、それらの繊維にコラーゲンが複雑に絡み合う構造となっていて、通気性がよく、空気を含みやすいのもポイント。細かい隙間に空気を含んでいるため、冬着ても「ヒヤっ」とし難いのは冬向きなポイント。
空気を含む衣類なので、上に防風性の高いコート等を羽織ると完璧です。柔らかい素材なので、インナーとしても着やすいはず。(自分はお気に入りの革ジャンが表に出て欲しいのと、脱ぎ着が面倒なのでやってません。)
モチっとした手触りと独特のエイジング
手触りは、ホースハイドやカウハイドの様な”カチっ”とした硬質感はなく、肉厚のムートンに近い”モチっ”とした感じです。ムートンと違うのは、独特のシボ感。
エイジングし難いと言われるディアスキンですが、それは前出のコラーゲンにより、ストレッチ性が高くて、生地の回復力があるから。いい歳のおじさんはエイジングした服着てても微妙なんで、いつまでも綺麗なのはありがたい。中身エイジング済みだからね。
腕の部分、一見シワっぽく見えても
こんな感じで元通り。
ここからは、さっき冬でも着てるって書いたんで、冬でも革ジャンなんて、マジかよ。って思う方もいると思うので、関東在住の筆者が実際に着ているインナーのご紹介。
冬でも快適なインナー紹介:icebreaker(アイスブレーカー)
1枚目はicebreaker(アイスブレーカー)の「リアルフリース ロングスリーブ クルー IA52272」です。見た目と薄さは、ほぼロンTですが、メリノウールを使って、裏が少し起毛になっているので、見た目をはるかに超えて暖かいです。10℃前後位ならコレ+ディアスキンのジャケットで十分暖かい。
冬でも快適なインナー紹介:Mountain Reserchのパイルジャケット
同じ関東でも北関東だと10℃という訳には行きません。これは今年の正月に草津に行った時に来てた「Mountain Reserchのパイルジャケット」。
コットン50%、ウール43%、カシミヤ7%のオリジナルのパイル素材のジャケットで、AUGGIEというショップの別注品。表面が起毛しているので、中間着として着るとすごく暖かいです。僅かにオフセンターのジップがライダースに合うんじゃないかと、自己満足してます。
ホントに自己満足。これに適当なマフラーをセットすれば、0度付近で雪がチラついても余裕でした。
冬でも快適なインナー紹介:ワークマンのメリノウール ロンT
大事なことを忘れていました。上の2つ裸で着てる訳じゃなく、ワークマンの「メリノウール」で温かさの下駄を履いています。つまりウールの重ね着。そりゃ暖かいよね。
そう言えば、よくある薄手ダウンは登場しないのか?っと思う人も居るかもしれませんが、たまに着ますし、正直暖かいんですけど、見た目が好きじゃないので載せませんでした。
まとめ
って事で、冬にもレザージャケットが着れますよ。ディアスキンは意外と冬でも着やすいですよ。っていう話でした。ちなみにこの手の話に在りがちな、お前暑がりなんじゃないの?って話ですが、10万超えのデサントのダウンジャケットを寒すぎるという理由で、ソッコーで手放した位には寒がりです。そんな自分がまさか冬までレザーを楽しめるとは思わなかったけど、意外と冬でも工夫すれば着れちゃいます。課題はダウンやコートがお蔵入りしてる事。。悩ましい問題です。
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