安価なオーディオを良くも悪くも激変させる!ノイズクリーナー・バルクキャパシタ「FX-AUDIO- Petit Tank Limited Edition」注意点も

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Amazonを彷徨っているいると気になるオーディオ関連製品をレコメンドされたので、ポチっとしたら意外と良かったんでレビューを書きます。
それが「FX-AUDIO- Petit Tank Limited Edition」。

そもそもオーディオ沼に2度とハマりたくない、電源系統の見直しなんて、、っと思いながら3000円位ならCD1枚じゃんって事でポチっと。

ACアダプターに追加で接続するだけで簡単に使えるんですが、音が結構変わるんでその辺りを書いてみます。

購入したのは3種類あるFX-AUDIO- Petit Tankの中で固体コンデンサを使った最上位ラインの「Limited Edition」(とは言っても3000円なんすけど。)

FX-AUDIO- Petit Tank Limited Edition

そもそもバルクキャパシタって何?

自分もあんまり詳しくはないんですけど、バルクキャパシタというのは調べた限り、電力を一時的に蓄えて、必要な時に出す「ダム」のような存在と解釈しています。最上級ラインはその蓄積に「固体コンデンサ」を利用していて、このコンデンサは「必要な時に電気を放出する」という速度が速いらしい。この一時的に蓄積する過程で、突発的な電圧変化とかノイズも整えられるという事らしい。
この特性を考えるとアナログ的に電力の変動が多い箇所、自宅ですと「アクティブスピーカー」に利用しようと考えました。

外観

封筒みたいなので送られてきたんで、「これ?精密機械じゃないのかな。。」っと思いながら開封したのがコレ。
真ん中にある筒状のものが固体コンデンサ。これが「ダム」って訳ですね。
DC25Vの入力まで対応しているらしく、我が家で使っているアクティブスピーカー「ruarkaudio MR1 Mk2」は14V(2A)なんで問題なし。

接続

使っているACアダプターをチェック。(買う前に)
・外形が5.5mmになってるか?(内径は調べ難そうなんで、自分は調べませんでした。。)
・コネクターがセンタープラスになってるか?(大体ACアダプターの表か裏に書いてあります。)


スピーカー側の端子の間に割り込む形で差し込みます。
写真だと左側がACアダプター側で、元々スピーカーに接続していた端子です。

視聴環境

視聴環境は、Bluetooth/光入力/アナログ入力のあるアンプ+スピーカーである「ruarkaudio MR1 Mk2」を中心に、サブウーファー「FOSTEX アクティブ・サブウーハー PM-SUBmini2」の2.1ch構成。
この環境にBluetoothは「iPadmini」、CDトランスポーターは「FIIO DM13 BT」を使ってます。

視聴

抜いたり刺したりするだけなんで、何度も比較視聴してみました。特徴的ないくつかの曲をベースに印象を紹介。

Bill Evans「waltz for debby」

この手の視聴をする時に必ず使っているんですが、FX-AUDIO- Petit Tank Limited Editionを指すと一気に視界が広がるというか、オーディオ的には中域がスッキリし、ベールを一枚取った様な解像度の高い音になります。このためスコットラファロのベースのバチバチと指で弦を弾く音が明瞭になり、ポールモチアンのハイハットもハッキリした感じ。音の立ち上がりが早く、少し硬めに感じる人もいる様な音。
逆に言うと「ruarkaudio MR1 Mk2」の持っているイギリスの曇り空のような陰湿さとか、ニューヨークのLIVEハウスっぽさというか、影っぽい表現は減少します。
オーディオ的には入れた方がグレードが上がってるんだと思うんですが、この辺りは好み。

king gnu「TWILIGHT!!!」

J-POPから大好きなking gnuをチョイス。king gnuは凝った音作りをするので、オーディオ的楽しみもあります。この曲も聞き込むと色々面白い発見がありますが、FX-AUDIO- Petit Tank Limited Editionを使用すると、途中に差し込まれる電話の呼び出し音とかも、より分かりやすく、「こんな音が入ってたの?」という解像度による探究的楽しみの一端を感じられます。また小さいボリュームでも音痩せし難く、クリアで聞きやすいのも〇。
ただ、この解像度の上昇は恐らく音全体の分解能が上がったというより、中域がスッキリした結果、他の帯域が聴きやすくなったという感じだと思います。なので、この曲のダークな感じを上手く表現するとなると、”ノーマルも捨て難い”という結論の可能性もあります。

まとめ

3000円と言う格安で分かりやすいオーディオ的な変化が得られるとても良い商品です。
キャパシタという事だったので、もっとパンチ力(オーディオ的な応答性)の変化があると思ったんですが、多少立ち上がりの速さを感じるものの、当方の環境ではそれほど強くは感じなかったです。
2次的なキャパシタを追加しただけで、アンプそのものを改善した訳じゃないからかも知れないし、そもそもサブウーファーを使ってるからかも。
帯域的には中域(の下の方)が薄れ、高域が強くなった感じで、解像度が爆上がりしたりする訳でもないし、どっちかというと硬めの音。
酷評じゃねーかと思うかもしれませんが、実際には今も使っていて、
これを使うとボリュームを下げても、上げても帯域バランスが良くて、聞きやすいって理由です。

逆に言うとこれを入れてバランスを崩す環境も十分に考えられ、特に「中低域好き」には不満が出る商品です。なんで100%誰にでもおススメ出来る製品ではないですが、
FX-AUDIO- Petit Tank Limited Edition、3000円なんで取り合えず遊びで買ったらどうですか?という〆で。

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