雨の日も余裕。「MR.OLIVE(ミスターオリーブ) ポストマンシューズ」

5.0
洋服

オフィスカジュアルでも履きやすい革靴を探して

IT系で働いてるので、お客様訪問以外はスニーカーでOKなんですが、革靴を履きたい気分の時もあります。ただ、雨の多い日本では、朝に天気予報を見て、靴を選ばなきゃいけない面倒さがある。

そこで、雨でも履けてカジュアルと相性の良い革靴を探して、ポストマンシューズを検討しました。

意外と難しいポストマンシューズ選び

カジュアルで履けるシンプルなプレーントゥを探して、ポストマンシューズとか、サービスシューズとかを探しましたが、そもそも呼称や出自(しゅつじ)が違うだけで、どれも似てるんですよね。

雨に強いとなると革底じゃない方が良いのは確定なんで、そうするとポストマンシューズかなと。(アメリカの郵便局員が、配達先の庭の芝生が傷付けない様にゴム底らしい)

ポストマンシューズで有名なのは、「レッドウィング」と「ダナー」。

何方もカッコイイんですけど、レッドウィングのポストマンシューズは、踵から親指まで一直線に伸びたようなデザインが好みなものの、履き始めで踝(くるぶし)が痛いというレビューがチラホラあり、革靴では踝が痛い事が多い自分には合わないと思い、候補外。

ダナーのポストマンシューズは、ポテっとしたデザインが中庸過ぎるのと、ガラスレザー製でエイジングが期待できないので、候補外としました。(2だとオイルレザーなのでエイジング可能)

他にもドクターマーチンとか歩き易そうで良いけど、ソールがカジュアル過ぎるなぁとか思案。

そんな検討を経て、辿り着いたのが「MR.OLIVE ポストマンシューズ」です。

MR.OLIVE ポストマンシューズの魅力

渋谷にあるアメカジ系のショップであるMR.OLIVEのオリジナルシューズが、この「ポストマンシューズ」。新品ですが、シュリンクレザーとシワ加工で、いぶし銀のカッコよさ。皺(しわ)は靴を縫い合わせる際に熟練の職人さんが1つ1つ加工しているとの事。

素仕上げのシュリンクレザー

このポストマンシューズを購入したのは、自分の大好きなシュリンクレザーを使ってるのもあります。柔らかく傷の目立ち難い”シュリンクレザー”の特性が、靴に合ってると思うし、何よりシュリンクレザーの革ならではのシボ感が大好物。

防水加工されてるこの靴は、ガラスレザーの様な表面の加工ではなく、革繊維にフッ素”を定着させたタイプなんで、普通のレザーメンテナンスやエイジングが楽しめるのも魅力。

左がメンテ前、右が革用のクリームで軽くメンテした後。深い光沢がちゃんと出るので、メンテし甲斐があります。

ちなみにシュリンクレザーの場合は、シボにクリームが入り込んでしまうんで、定番の「コロニル 1909シュプリームクリームデラックス」は使ってません。

シボのある「ディアスキン」とか「シュリンクレザー」とかは、透明で使いやすい「M.モゥブレィ デリケートクリーム」のみでケアするか、補色クリームを使ってます。

つま先はスムースレザーのような光沢があり、それ以外はシボが多くあり、鈍い光沢というギャップが良い。

つま先の光沢によって、カジュアル過ぎない程よいドレス感がある感じ。

どんな服にも合わせやすい

形としてはプレーントゥで、つま先にボリュームがあるミリタリーブーツの様にも見える独特のフォルム。

シュリンクレザーの質感とこの独特のフォルムで、ジャケパンのみならず、ジーンズや軍パンの様なカジュアルにも、とても合わせ易いです。

日本人に合った木型

ポストマンシューズってアメリカ製が多いと思いますが、アメリカの木型って踝(くるぶし)に当たって痛い事が多い。折角買っても、しばらく靴下が血まみれッてな状態は避けたい所。

でもMr.Oliveのポストマンシューズは、日本製のオリジナル木型。靴を買うと結構な確率で踝が当たる筆者も全然当たらなーい。

しかも踵部分は高さを確保してあるので、スポスポ抜けちゃうなんて事はないです。

サイズ感

この靴のサイズは、珍しく25.5cm,26.5cm,27.5cm等のハーフサイズの1cm刻み。

マイサイズはNIKEで26.5ー27cm、Crockett&JonesだとUK7.5、マグナーニで41なので、”26.5cm(8H)”を購入。
足先は、足の指が全部動かせる位ゆとりがありますが、ワイズが細めで土踏まずのフィット感が良い印象。

永く履ける”ブラックラピト製法”

マッケイ製法独特の返り(屈曲性)の良さと、グッドイヤーウェルト製法の重厚かつ頑丈さを持ち合わせてた”ブラックラピト製法”なんで、オールソールが可能との事。まぁコルク入りのラバーソールが丈夫そうなんで、当面ソール交換はないかなぁと思ってます。

中材は本格的な革靴と同様に、2mm厚のコルクを使用していて、ヒールにクッション材も入ってます。

ダッシュ出来る履き心地

実は購入当初、踵の追従性が悪くて「失敗したか?」と思いましたが、シューツリーで保管して2,3日したら、踵の追従性が改善されて、ホッと安心。今では青点滅中の信号にダッシュで突撃出来る位快適。

歩き易さに直結する”つま先の反り上がり”。革底なら履き込む事で期待出来ますが、ラバーソールでは難しい。この靴はラバーソールでも購入時点で”反り上が”ってるのは嬉しい。

加えて甲の皺(しわ)加工によって、元々柔らかいシュリンクレザーの屈伸性が、更にUP。経年変化で変な癖も付かないし、皺そのものがデザインの一部の様でカッコイイ。

ほんの少しのサイズ調整

8H=26.5を購入しましたが、僅かにサイズが大きかったので、「コロンブス 栃木レザー インソール」を購入。薄さが2㎜なので、踵の追従性にも支障がなく、0.5cm位小さくなった感じで、狙い通り。カットすることなく使えたので、ポストマンシューズのサイズ調整にお勧めです。

ちなみに「ペダック レザーハーフソール」も購入してみましたが、こちらは中で滑りまくって、使い物になりませんでした。

まとめ

シュリンクレザーを使ったポストマンシューズって、そもそも珍しいと思うんですが、MR.OLIVE ポストマンシューズは、ジーンズや軍パンの様なカジュアルから、ジャケパンの様なオフィスカジュアルまで、幅広く合わせられる靴。

しかも防水で雨も気にせずに履けて、エイジング/経年変化を楽しめる素上げフィニッシュまで完備してるんで、自分にとって普段履き出来る最高の革靴。天候を気にしなくて良いので、旅行とかにも使い易い。

柔らかくて履き易いんで、近くに買い物を行くレベルでも履いちゃうお気に入りです。

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