海外を含む長期の旅行に行く時に数年前から使っているお気に入りのスーツケース「NEO Keeper(XLサイズ)」。オールアルミなのに意外と軽いのと、真四角なので収納がしやすいなど、気に入っているポイントが幾つかあります。

スーツケースって、値段が高い割に使う頻度が低いので長く使いたいのに、タイヤとかが劣化しちゃって使えなくなる事が多いですが、このスーツケースもタイヤ部分が劣化し始めていて、いつ崩壊してもおかしくない状態でした。
最初、お店でタイヤを交換しようと考えましたが、1万5千円以上するのと、そもそもダブルホイールって修理できる店が少ないので、自分で修理する事にしました。
準備するもの
工具
・トルクスドライバー(T15、T20)
※特にT20は狭い箇所で使うので、長さがあり、柄が細いものがベスト(VESSEL製を利用)

トルクスドライバー=先端が星型のドライバーです。(念のため)

・プラスドライバー
・ハサミ
交換部品
・交換用スーツケースキャスター
NEO Keeperに付いているのは50mmですが、サイズ的にアンマッチなので、55mmサイズのダブルホイール(Ech.Apr製)を選択

・M5 30mmの+ネジとネジ止め剤

・9mmのアルミパイプ(1㎝程度にカットして利用)

部品の取り外し
この作業で最も難しいのは、部品の取り外しです。っというのも、本当はドリルで付属のタイヤの軸部分をコジって、タイヤのみ取り外して交換しようと思い6mm、6.5mm、8mmなど様々なドリルでTryしたのですが、スキル不足なのか、パワー不足なのか分かりませんが、全然取り外せず、軸全体を交換する事になったからです。
ただ、これから紹介する交換方法は前出の道具を準備すれば簡単です。
まずトルクスドライバー(T15)で付属品を外します。

空いた穴にトルクスドライバー(T20)を差し込み、ホイールネジを外す
見て分かる通り、かなり端っこにビスがあるため、短く太い柄のドライバーは使い難いです。

ケースによっては、①の穴とホイールを固定しているネジが遠い場合があるので、その場合はドライバーを通したい位置にハサミ等で小さく布をカットして、穴を作ります。(後でネジで固定するんで大丈夫)

こんな感じで外れます。(この作業は簡単ですが、ドリルでグリグリやってる時間を合わせると、数時間は格闘。。)

部品の取り付け
あとは取付けです。Ech.Apr製のダブルホイールの軸は8mmなのですが、NEO Keeperの穴の径は9.5mm程度あるため、1㎝程度にカットしたアルミパイプを挿入します。

後は部品を元に戻して完成です。この時、軸の部分がグラグラしていないかを、よく確認して下さい。

Before/After
全体
Before

After
タイヤサイズが50mmから55mmになったんで、ケースのサイズにマッチしてる気がします。

タイヤ部分
Before

After
Ech.Apr製のダブルホイール、結構カッコイイです。

まとめ
スーツケースって値段が高い割に使用頻度が低いから、長持ちさせたいけど、一番故障リスクが高いのが、タイヤ部分だと思います。今回の手順は、道具さえあれば誰でも簡単に出来るので、ぜひチャレンジして、スーツケースを長く使ってあげて下さい。
オマケ
折角付けたタイヤを保護するために「IUGGAN製のタイヤカバー」を付けてみました。
付ける前より多少うるさいし、ダークグレーを頼んだのにダークじゃない、、がたまにしか使わないし、タイヤ保護を優先してOKとします。


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