「アナルコカップ」って何?
キャンプ用の食器として定番の「シェラカップ」。
原点はアメリカ最古の環境保護団体である『シェラクラブ』が、会員用に配ったものが始まりと言われていて、現在は日本でも数多くのメーカーから提供されています。
一方、「ロッキーカップ」という食器は「シェラカップ」から派生して誕生したものであり、商標登録の問題かと思いますが、「ロッキーカップ」という言葉は、日本ではあまり普及することはなく、現在では「深型シェラカップ」という名で広まっています。
ちなみに一般的なサイズとしては「シェラカップ」 が300ml前後で、「ロッキーカップ」は480mとなり、1.5倍ほど容量が大きいものを指すようです。
そんな「ロッキーカップ」を現代に蘇らせ、日本の職人技の「ヘラ絞り」で手作りされている逸品がマウンテンリサーチの「Anarcho Cups 001」。
Mountain Researchの「Anarcho Cups 001
中目黒の親切な店員さん
実際に触れてみようと目黒の「……. RESEARCH GENERAL STORE」に伺った際に
・複数の商品を色々買うより、少ない種類で数をそろえた方が良い
・最初に買うなら何にでも使えるロッキーカップの「Anarcho Cups 001」がお勧め
と教えてもらったので、1つ6千円を超える高額なシェラカップでしたが、購入してみました。購入すると袋とタグがもらえます。
道具然とした無骨な外観
見た目は「大きい?深い?シェラカップ」で、マットな質感は、道具然としていてカッコいい。
裏面には「Anarcho Mountaineers」の文字。
ヘラ絞り加工
サイドにはスピニング加工の一種である「絞り加工」を思わせる横筋。プレス加工にはない手作り感がこのシェラカップの魅力。
こだわりの柄の形状
柄の部分は、少し湾曲しており、重量があるこの食器の持ちやすさに貢献しています。
それから柄の部分で、元祖の「ロッキーカップ」にもない「横に伸びる針金状のもの」がありますが、店員さんによると「指置き」とのことです。カップが熱くなった時でも、直接触れないような気配りに、こだわりを感じます。
裏はこんな感じで、しっかり作りこまれていて、
人差し指が直接カップに触れにくい工夫がされています。
普通のシェラカップとスタッキング可能
ちなみに一般的な「シェラカップ(Wild-1のもの)」との比較はこちらです。「Anarcho Cups 001」は、直径12cm、高さ6cmに対して、シェラカップは、直径11.9cmで深さ4.1cmで、高さが1.5倍位違います。
「Anarcho Cups 001」の方が、直径で1mm大きいものの、「シェラカップ」とのスタッキングも問題なく可能。
重さは、一般的な「シェラカップ(Wild-1のもの)」は87グラムに対して、「Anarcho Cups 001」が137グラムあって、持った感じもしっかり厚みがあり、それに見合った重量。登山には向いていないと思いますが、オートキャンプなら問題なし。
実用性の高いサイズ感
容量ですが、400ml入れるとこんな感じです。
っということで、シェラカップを使っていて、浅いと感じるようなシーン、例えば
・スープや飲み物などの液体系
・カレーや丼ものなど容量が必要なもの
など、カバーできる守備範囲の広く、こだわりの職人技が光る”逸品”。
まとめ
ソロならケトル代わりにもなる絶妙なサイズ感と使いやすさで、愛用しています。なんでこんなに高いのか?と他の人に言われたら、柄の形状は唯一無二なんじゃないかと心に秘めて「Mountain Research」だから、ブランドもんだからと胸を張って答えましょうww
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