ブッシュクラフト用の最高峰・人気のナイフ!
キャンプやブッシュクラフトでナイフを使う時というのは概ね「フェザースティック作り」か「バトニング」。「バトニング」で使うとなると「フルタング」のナイフじゃないと不安があるし、樹液がべったりついたりもするので、メンテナンス性を考えると「ステンレス製」が便利だと思います。そんな「ステンレス製のフルタングナイフ」で、自分が持っているものを比較レビューしたいと思います。
ブッシュクラフト用の最高峰・人気のナイフであるBARK RIVER(バークリバー)、少し長めの刃長でメンテナンスしやすい素材のCPM-3Vで作られた「BRAVO(ブラボー) 1.25 LT CPM-3V」です。他のナイフは刃のサイズが10cm程度ですが、こちらは1サイズ大きい12cmクラスで、HelleですとDIDI GALGALU(ディディガルガル)に相当するサイズです。
ちなみにBARK RIVERのナイフは、非常に多くの種類があり、刃は鋼材や長さを選べ、更にハンドルの材質なんかも指定できる「セミオーダー型」なのが特徴です。ちなみに自分が持っているナイフは、
・Bravo1.25:Bravo1より長い。
・LT:ノーマルタイプが刃厚6㎜に対して、4㎜
・CPM-3V:ノーマルタイプがA2鋼という鋼材に対して、セミステンレスの粉末炭素鋼を使ったもの
となっています。とはいえ、なんか見た目は、「ごつめのペティナイフ」。
「BARK RIVER(バークリバー) BRAVO(ブラボー) 1.25 LT CPM-3V」 のレビュー
【刃】
コンベックスグラインドが特徴の刃は、刃先に向けての「反り」の部分が8cm程度から緩やかにカーブするタイプで、平面が少ないタイプ。10cmクラスのHelle「Utvaer」が7cmなので、刃長が12.7cmの「BRAVO 1.25」の8cmは、ちょっと物足りない数字。
刃の厚みは4㎜。6㎜の迫力は凄いものはあるけど、キャンプで使うには、これ以上厚いと重くなるし、十分だと思います。
BARK RIVERでは、CPM S35VNやCPM S45VNなど、これ以上の高級な鋼材を選ぶことが出来ますが、入手難易度が高いのと、値段も跳ね上がるので、手入れがしやすい「CPM-3V」は、へなちょこキャンパーの自分にはちょうど良い。
【ハンドル】
ハンドルは、ライナーがなく、直接マイカルタが刃にセットされているタイプで、比較的厚みがある方。
ただ、ハンドルの幅が比較的狭いので、厚みは気にならず、さらっと凹凸の少ない形状から、細い楕円柱を握っている感覚に近い気がします。
見た目は味気ない細身のハンドルですが、グローブをしても握り易いように、細くなってると思うと合点が行く感じ。
【シース】
買った直後は、平たく分厚い革の袋なんですけど、左右対称でどちらから入れても、「型」を付けることが可能で、左利きの方には貴重なケースだと思います。入れやすく、出しやすく、かつ、刃の長さを選ばない非常に合理的なケース。内部は防錆剤と思しき油が入っています。
【まとめ】
みためは、普通の厚みのあるペティナイフで、ナイフを知らない人が見たら、これが高級なナイフであることを全然気づかないと思います。だた、高価な鋼材、コンベックスグラインドなど、高級な素材や仕上げを積み上げて作った「素朴な高級ナイフ」。羊の皮を被った狼。
改めてナイフのことを整理して思ったのですが、ハンドルのサイズは、どれも概ね12cm程度なので、12cm級の刃をもつこのナイフは、柄と刃のバランスが良いなと感じました。
箱出しで余りにも切れるので、面白くて、段ボールをスパスパ切ってると、切れすぎてこんなことに。。
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