時間短縮の重要性
こだわりのアイテムに囲まれたこだわりのサイト。誰もが憧れます。インスタを眺めていると「これホントに一人で設営したの??」って思うような、すごいサイトを多く見かけます。ただ、50に近づいた自分は、「一刻も早く設営が完了して、一杯やりたい」というのが本音ですし、設営に滅茶苦茶苦労した挙句、雰囲気が微妙になっているカップルや家族を何度か見かけたことがあります。
キャンプを始めた頃は、設営に2時間以上掛かっていましたが、いろんな工夫をしてみた結果、今では車から荷物を出して、テント内の搬入がほとんど出来ている状態まで3-40分程度で出来るようになり、心の余裕を持てるようになりました。
今回は、設営、撤収を如何にスムーズにやるのか、自分が実践してきた事を整理してみました。
断捨離
手っ取り早く設営時間を短縮するためには、持っていくギアの数を減らす「断捨離」。使うかどうか微妙なものを「持っていかない」のは地味ですが、大切だと思っています。
キャリーワゴン
サイトには大体代車があるし、オートサイトを使えば不要。
多すぎるランタン類
予備を考えた最低限以外のランタンを持っていかない。
ギアごとの専用ケース
キャンプギア毎にある「付属のケース」や「専用の別売ケース」って、見た目カッコいいんですけど、出し入れに地味に労力がかかるので、可能な限り用途ごとに纏めて収納する方が効率的。
見た目だけカッコイイ道具
下はストーブガードですが、見た目は大好きなものの、大人しか行かないので、ガードは要らない。
食べ物
極端な例ですが、地元のスーパーでお弁当や総菜を買うのも楽しいし、調理道具が居一気に少なくなるので、かなりの断捨離。食べ物を既製品にしたり、ソーセージだけ焼くとか部分的なのもアリ。調理をすると片付けをするのも面倒だし、最近の選択肢の1つ。
代用・兼用
必要なものの中でも、代用できるものであれば、積極的にそちらを利用しちゃうことで断捨離も推進できる。
やかん ⇒ 鍋 or シェラカップ
コーヒーであれば、200mlあれば十分なので、普通のシェラカップで沸かせば、問題ない。もし大量のお湯を沸かす必要がある場合は、鍋で沸かせばOK。
ライスクッカー ⇒ ロッキーカップ(深型シェラ) or メスティン
2合以上炊飯することがほぼないので、通常はシェラカップで十分。
鉄板 ⇒ フライパン
パスタも作れるし、結局深めのフライパンの方が使いやすい。
テント+タープ ⇒ シェルター(Helinox V-Trap)
テントを立てるのは仕方ないとして、タープを設営すると、2つ設営する必要があり、大変。シェルターなら、昼はタープとして、夜はシートを引いてテントとして利用できます。
薪運搬バック+ゴミ箱 ⇒ ゴミバック
薪バックは、いろんな道具の運搬や、サイトでの薪集め、最後はゴミ箱など多機能に使えます。(asobitoトラッシュバッグ)
【集約】
「車から荷物を降ろす」 ⇒ 「組み立て」 ⇒ 「荷物を建物に移動」 ⇒ 「荷解き」
設営手順は概ねこんな要素なので、「荷物を降ろす物」の数を「集約」によって減らすのは有効。あと、専用ケースに仕舞ったり出したりするのが、地味に大変なので、専用ケースを捨てて、大きなものに纏めると労力が削減されます。
コンテナに荷物を集約
「調理アイテム」や「設営アイテム」など、役割ごとにコンテナを小分けすることで、荷物をまとめて持っていくことも出来るし、片付けも詰め込むだけで簡単。加えて「脚(記事)」は、底の汚れを防止出来て、簡単にふき取りできるのも、地味に重要。これがない時は、キャンプの後、毎回腰が痛かったのですが、コンテナを使うようになってから、腰の痛みもありません。(MINIMAL WORKS D29)
【簡素化】
ポイ置きで設置できる簡単なものを選ぶの簡素化。テント・椅子・机・コットなど、大型で組み立てが必須なものは、なるべく簡単なものを選び、組み立てが必須でない小型のものは、ポイ置きで設営できるようなものに変更する。
焚き火台
組み立てが必要なものから、出すだけで使えるものを選ぶ。ポンと置くだけですぐ使える。(tab 缶ストーブ)
机
軽くて、非常に簡単に作れるものをチョイス。数が多いと組み立て量が増えるので、多数の小さいテーブルから大きなテーブルに変更するのも大切(VERNE FLAT TABLE)
テント
なんやかんや一番時間がかかるのはテントの設営。可能な限り1人でも組み立て可能なものをチョイスするのが大切。ポールの本数も少ない方が楽です。(Helinox V-Trap)
まとめ
あんまり機能的にし過ぎて、楽しみがなくなってしまうのは面白みがないので、ちょっと手間でも「こだわって持っていくもの」とそうでないものをうまく区分けすることも大切だと思っています。意味ないものって、時に楽しいですよね。
1年前のサイトより
今年のサイトの方が、便利さや趣味性を上げつつ、設営も半分以下の時間で出来るようになっています。撤収の度に置きていた腰痛も起きなくなりました。
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