暖かさを少し追加したいときに「サブストーブ」を
徐々に寒くなってきて、ストーブが恋しくなる季節。
すでにフジカハイペットを持っていますが、1台では真冬で寒く感じる時もあるのと、一酸化炭素中毒のリスクがあるので、サブストーブを検討しました。
ストーブには、いろんな種類があります。
・安価な灯油を使う「灯油ストーブ」
・同じく灯油を使う武井バーナーに代表される「ポンピング式灯油ストーブ」
・薪を使う「薪ストーブ」
・ガスを使うバーナー+「ヒーターアタッチメント」
・ホワイトガソリンを使う「ポンピング式ストーブ」+「ヒーターアタッチメント」
・ホワイトガソリンを使う触媒式の「キャタリティックヒーター」
まず「ポンピング式」は、2,3時間程度で再ポンピングが必要で、長時間安定的に使えないので、無理。「薪ストーブ」は、暖かさは1番ですが、薪自体を大量に準備し、定期的に薪を入れる手間があるし、片付けが大変なので、除外。
また、すべての「燃焼するストーブ」は、一酸化炭素中毒のリスクを伴うので、就寝時につけ続けるのは、心配だけど、冬キャンプで消すと滅茶苦茶寒い。ってことで、夜付けっぱなしても一酸化炭素中毒のリスクが少なく、長時間運用できるストーブとして、「キャタリティックヒーター」を選びました。
キャタリティックヒーターって何?
「キャタリティックヒーター」は、「catalytic=触媒」を使ったストーブ。燃料は、ホワイトガソリンを使いますが、セラミック触媒による化学反応による発熱なので、燃焼することがなく「一酸化炭素」が発生しないようです。コールマン自体も「テントの中での利用」を想定して作っていました。
ただ、今売っていない古いタイプなので、ヤフオクで探しました。購入したのは、1968年製のModel513のAdjustableモデルで「3000Btu(760kcal)から5000 Btu(1,250kcal)」に変更できるもので、50年経過してるとは思えない状態のものを買うことができました。
キャタリティックヒーターの利用方法
利用開始には、まずホワイトガソリンを入れて、逆さまにすることで、白いセラミックファイバー表面にガソリンを染み出させて、テニスボール程度にガソリンが染み出たところで、点火します。
5-10分くらい待つと鎮火するので、カバーをかぶせて利用します。わずかに赤く光ります。この状態は、燃えてる訳ではなく、化学反応が起きている状態なので、一酸化炭素が出てないようです。
使い方
キャリティックヒーターの暖かさは、最大でも1250kcalで上方向しか暖かくないので、2000kcalを超え、輻射熱もある「フジカハイペット」の代わりにはなりませんが、「フジカハイペット」のみだと寒く感じる時に「追加で」使うには、ポンピング不要で、一酸化炭素も発生しないので、非常に便利。
このように椅子の背もたれの裏に置いても、火傷することも、椅子が溶けることもなく、背筋がすごく暖かいです。この状態の椅子に座ると「至福」の暖かさを得られます。
消化方法
消す時は、付属のアルミカバーで蓋をすることで発熱を停止させ、冷ました後にタンクの残りの燃料を携行缶に戻します。
利用のために必要なもの
キャタリティックヒーターに燃料を入れっぱなしにできないので、「携行缶」と「漏斗」が必要です。「漏斗」は手軽に入手できる「コールマン フューエルファネル」が使えます。
「携行缶」は、ホワイトガソリンの缶をそのまま使う事が出来ますが、味気ないのでキャンプマニアとETOSがコラボした「ガソリン携行缶(オリーブ)」を利用しています。2.5リットル入るので、ヒーターのタンクの容量約3リットル(マニュアルPDF)に丁度いいです。
ヒーター+漏斗の収納袋は「オレゴニアンキャンパー メッシュドライバッグ」がシンデレラフィットします。ほんとにピッタリです。
高価なホワイトガソリンを12時間で1.5-2リットル使うので、コスパが悪いのが弱点ですが、匂いも少なく、一酸化炭素や火傷の心配が少ない良質なヒーターとしては、いまだに一級品です。気になる方は、「ヤフオク」や「メルカリ」などで探してみてください。
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